自動車整備士の大学校・専門学校。学費は?企業奨学金はもらえる?
自動車整備士になるには、国認定の自動車整備士の大学校・専門学校への入学が近道です。大学校・専門学校に通うにはどれくらいのお金がかかるのでしょうか。学費や奨学金サポートなど自動車整備士の大学校・専門学校に通うためのお金について情報を見ていきましょう。
自動車整備士になりたいと考えている方はもちろん、車に関わる仕事に就きたいと考えている方もぜひ本記事を最後までご覧ください。
自動車整備士の大学校・専門学校とは?
自動車整備士の大学校・専門学校は、自動車の整備や修理を専門に学ぶ学校です。自動車整備士に必要な知識や技術を身につけ、自動車の修理・点検・保守・診断などを行うことができるようになります。
大学校・専門学校では、整備士として必要な技術や知識、安全な作業方法、お客様対応なども学ぶことができます。また、現場で必要となるツールの使い方や修理作業におけるトラブル解決能力なども学ぶことができます。
大学校・専門学校では、整備士になるために必要な基礎知識から応用的な技術までを体系的に学ぶことができます。具体的には、自動車の構造や仕組み、エンジン、ミッション、ブレーキ、電装系、車体などに関する知識や、整備に必要な専門的な技術、点検や修理の方法、診断方法、整備記録の作成方法などを学びます。
また実習を通じて実際の車両の整備や修理点検を行い、技能を身につけます。大学校・専門学校では自動車整備士に必要な技能を習得できるように教員が丁寧に指導を行います。
自動車整備士系の大学校・専門学校の学費は?
自動車整備士系の大学校・専門学校について見てきましたが、ここからは学費について確認していきましょう。
学費には「入学金」「授業料」「実習費・設備費」が含まれ、また、「教科書・教材費」が別途必要となる場合があります。それぞれの費用がどのようになっているか、どのようなサービスが含まれるかを確認しましょう。
学校によって学費は異なって参りますが、今回は本校金沢科学技術大学校の自動車工学科の学費をご説明していきます。
自動車工学科には1級コースと2級コースがありますが、ここでは2級コースの学費について説明します。
入学金 |
150,000円 |
1年次学費 (授業料+実習費+設備費) |
1,000,000円 |
2年次学費 (授業料+実習費+設備費) |
1,000,000円 |
全て合わせて、卒業までにかかる大まかな学費は2,150,000円程度となっています。また、全学科・各学年はじめにおいて、教科書・教材費などの学生諸費が必要となります。
学費や学生諸費については、必ず学校の公式ホームページやパンフレットを取り寄せて詳しく調べてみる必要があります。また体験入学会に参加して担当者に直接質問することもおすすめします。
また金額だけではなく、いつまでにいくら、支払いが必要になるのかを確認しておくことも大切です。
自動車企業奨学金とは?
奨学金制度は、公的な奨学金制度と自動車整備士を目指す学生に対して、企業が実施している奨学金制度があります。
自動車企業の奨学金制度を利用することで「自動車整備士を諦めかけていたけれど、学校に行くことができ夢を実現できた」という方もいます。
企業によって内容は異なりますが、例えば月々5万の補助や、公的奨学金の返済支援(最大125万)などがあります。
また、金沢科学技術大学校は高等教育の修学支援制度の対象校であり、日本学生支援機構の奨学金を受けることができます。
利用できる奨学金制度・学費免除について
金沢科学技術大学校では、以下の奨学金制度や教育ローン等が利用が可能です。
・日本学生支援機構の奨学金
・企業奨学金
・国の教育ローン (日本政策金融公庫)
・提携金融機関教育ローン
・修学支援金新制度 など
自身の事情を参考に利用を検討するのがポイントです。
また、金沢科学技術大学校では特待生制度によって、授業料が免除となる場合があります。特待生制度は専願者のみを対象としており、特待生となった場合には、以下の特典が得られます。
特待生A |
学納金のうち授業料を全額免除 |
特待生B |
学納金のうち授業料を半額免除 |
特待生C |
学納金のうち授業料を25%免除 |
金沢科学技術大学校では、他にも以下の制度によって入学金や授業料の免除を受けることができます。
社会人や大学などを卒業・中退して、学びなおしで入学する方も多くいます。
上級課程入試の合格者 |
学納金のうち授業料を15%免除 |
社会人入試の合格者 |
学納金のうち授業料を15%免除 |
父・母が本校を卒業している、 もしくは兄弟・姉妹が本校に 在籍・卒業している場合 |
入学金15万円を免除 |
まとめ・体験入学会のご案内
今回は自動車整備士を目指す人に、自動車整備士の説明や自動車整備士になる方法、なるためにかかる学費についての情報をご紹介してきました。
本記事を読んで自動車整備士の仕事に興味を持った方は、ぜひ金沢科学技術大学校のパンフレットを取り寄せたり、体験入学会に参加してみてください。