これがKistの実践授業
電気工事士の養成施設指定科目を中心に、電気回路や配電、法規、工事について基礎から習得していきます。プロが使用するものと同等の機材・設備を使い、配線工事や測定器の使用方法、電気機器の設備といった技術を実践的に学習します。
卒業時に第二種電気工事士が付与。より高度な資格も目指そう。
卒業と同時に国家資格である第二種電気工事士が付与されるので、電気工事業の就職はもちろん、幅広い就職も可能です。在学中には、「第一種電気工事士」や配電設備や配線の保管監督が可能な「電気主任技術者(電験三種)」といった上位資格にもチャレンジしています。
入学生の半分以上が普通高校、文系出身者ですが、電気理論や数学についての講義を開いており、資格取得をサポートしています。
電気設備についても学習。暮らしを支える技術者を目指す。
大量の電気を使用するビルや工場には高圧受電設備が必ず設置されています。授業では開放型の高圧受電設備を用いて、仕組みや機能を理解しています。また、現場での作業順序・作業方法なども学びます。
就職状況も良好!景気に左右されにくい電気業界。
昨今の不安定な社会情勢の影響で、有効求人倍率が下落している業種もある中、電気に関わる仕事は景気に左右されにくく、多種多様な業界で求められているため、求人倍率も依然として良好です。また、電気に関わる仕事は内容によって一定の有資格者しか行えないことが、法律で定められています。資格を取得することで、就職の際に選択肢の幅が広がります。
■全国の求人倍率比較
全職業合計1.13倍 に対し、電気工事関係は3.61倍!
(厚生労働省より引用 2021年11月時点)
■電気エネルギー学科の就職率 100%
(2017年~2022年3月卒業生実績)
カリキュラム
1年次 | 2年次 |
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●電気回路 ●配電理論・設計 ●電気機器・材料工具 ●電気工事施工 ●配線図 ●電気数学 ●電気工事実習基礎Ⅰ ●電気工事実習基礎Ⅱ ●パソコン実習 ●ビジネストレーニング |
●電気回路 ●配電理論・設計 ●検査方法 ●電気法規 ●電気エネルギー技術 ●電気エネルギー応用 ●自動制御 ●電気工事実習応用Ⅰ ●電気工事実習応用Ⅱ ●CAD実習 ●電気製図 ●高電圧設備(第一種 試験対策) |
【電気機器・材料工具】
電気部品の役割や取扱方法を学習。講義を通じて、基礎から学んでいきます。
【電気工事実習基礎】
現場で使用する機材を用いながら、工具の使い方はもちろん、配線や機器の配置などを学習します。
【CAD実習】
実際の建築物の図面データを元に、CADを使用して電気設備の設計を理解していきます。
【電気工事実習応用】
電気工事士が行う屋内外での工事作業を、実際の設備・機器を用いて実践的に学習します。
先生Voice
課題をクリアすることで、人間として成長してほしい。
谷 勇 先生
学科には決められたカリキュラムがありますが、意欲があれば、より高いレベルにも到達できるよう工夫をしています。いつでも門戸を開いていますので、やる気がある人は、どんどん質問に来ています。自らに高いハードルを課し、難関試験をクリアする。そのことによって得られる資格や知識はもちろん大切ですが、本当の財産は、やり遂げたという自信だと思います。電気の勉強を通じて、人としても大きくなってもらいたいですね。
自分の力で考えて答えを出す。現場で求められる応用力を育成。
工房 purge 吉田 洋子 先生
改築の仕事が最近増えてきています。改築物件には、古く建てたものと、新しく建てる部分が混在しており、決まったやり方が通用しないこともあります。だから、大事なのは応用力。自分で考えて答えを出す力が必要で、授業でもそれを意識しています。電気工事の現場では、建物に応じてプランを作ることが多いのですが、私はその逆があってもいいと思っています。「こんな電気の技術があるから、こんな建物を作りませんか?」。そんな提案をできる技術者が、いつかこの学科から育っていってくれたら嬉しいです。