街づくりや店づくり等を含んだ商業施設づくりに対する意識啓発を図り、
発想力や表現力を含んだ技術の向上を目的とした
『主張する「みせ」学生デザインコンペ』。

第23回の受賞者が発表され、
建築学科2年 宮﨑健光さんが最優秀賞、
建築学科2年 細呂木谷克己さんが優秀賞を受賞しました。

 

先日都内で行われた表彰式の様子をご紹介します。

受賞おめでとうございます!

 

 

■ 宮﨑さんの作品

(コンセプト)

現代の生活や旅は、スマホやパソコンに支えられた最短ルートと効率の追求に支配されている。目的地へ一直線に向かうほど、街の匂いも、人の声も、偶然の気配も薄れ、感覚は鈍くなってしまう。「人間回帰庵」は、あえてその効率を手放し、不便な旅をデザインする場所だ。デジタル地図やGPSに頼らず、来店者の足の速さや興味を丁寧に聞き取り、手書きの“迷子の地図”を作成する。示されるのは決して最短ではないが、偶然の発見や小さな出会いに満ちたルートだけである。


外観は曲線や段差を多用し、木や石、土など自然素材を基調に、落ち着いた色で街や自然に馴染ませることで、建物自体が遠回りの冒険の入口となる。内観も曲がりくねった廊下や段差、木や和紙、石など自然素材と間接光を多用することで、五感を刺激し、偶然の発見や寄り道の楽しさを体験させる。


ここでの体験は、ただの移動ではなく、時間の余白と感覚の回復をもたらす。遠回りや不便を楽しむことで、歩くこと・迷うこと・寄り道することの価値を再発見し、人は自分のペースと感覚を取り戻す。効率や速さから解放され、“今ここ”を深く味わうことで、心の余白、創造性、他者とのつながりを取り戻す贅沢な体験を提供する。人間回帰舎は、現代の旅に失われた感覚を呼び覚ます、新しい旅の入り口である。

 

 

 

 

■ 細呂木谷さんの作品

(コンセプト)

近年、ガソリンの急騰によりトラック輸送のコストが上昇するなか、かつて物流の主流でありながら、現在は活用が減少している鉄道輸送が再び注目されています。鉄道輸送は、主に貨物列車によって各主要駅へ荷物を運び込みます。荷物は多種多様な物をコンテナに積み込んで輸送するため、駅には自然と様々な商品が一か所に集まります。

 

そこで私は、駅構内の空間を活用し、到着したコンテナそのものを“お店”として活用する、新しい商業モデルを構想しました。貨物駅・旅客駅に到着したコンテナをそのまま販売ブース化し、駅を利用する通勤者・学生・観光客が、気軽に立ち寄れる「駅中 コンテナマルシェ」を提案します。

 

この仕組みにより、輸送から販売がスムーズにつながる効率的なサプライチェーンを構築することが可能になり、トラック輸送コストの削減、鉄道貨物の新しい価値創出、地域産品や季節商品が一堂に集まる商業空間の 創出といったメリットを、同時に達成できます。駅は、早朝から深夜まで人と物流が交差する拠点であり、その特性を最大限に生かすことで、鉄道と商業を融合した、新しい商業プラットフォームとして展開することが、可能なのではないかと考えました。

 

近年、ガソリンの急騰によりトラック輸送のコストが上昇するなか、かつて物流の主流でありながら、現在は活用が減少している鉄道輸送が再び注目されています。鉄道輸送は、主に貨物列車によって各主要駅へ荷物を運び込みます。荷物は多種多様な物をコンテナに積み込んで輸送するため、駅には自然と様々な商品が一か所に集まります。

 

そこで私は、駅構内の空間を活用し、到着したコンテナそのものを“お店”として活用する、新しい商業モデルを構想しました。貨物駅・旅客駅に到着したコンテナをそのまま販売ブース化し、駅を利用する通勤者・学生・観光客が、気軽に立ち寄れる「駅中 コンテナマルシェ」を提案します。

 

この仕組みにより、輸送から販売がスムーズにつながる効率的なサプライチェーンを構築することが可能になり、トラック輸送コストの削減、鉄道貨物の新しい価値創出、地域産品や季節商品が一堂に集まる商業空間の 創出といったメリットを、同時に達成できます。駅は、早朝から深夜まで人と物流が交差する拠点であり、その特性を最大限に生かすことで、鉄道と商業を融合した、新しい商業プラットフォームとして展開することが、可能なのではないかと考えました。